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定年後の仕事は再雇用がベスト!定年後の過ごし方と仕事選び

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定年後の働き方として

とくだん何も決めていることがなければ

現在の会社で再雇用として働くのがベストです。

■定年後、一旦ゆっくりしてから、また働こう! 

みたいなことは、余程のスキルがある方は別ですが、世の中そんなに甘くはないです。

  • 60才を超えたシニア世代の市場価値は急転直下
  • まだまだ自分はできる、と思っているのは大きな勘違いです。
  • まずは年金受給開始までは会社にしがみつくべきです。

■定年間近になると、いろんな想いが駆けめぐります。

  • ・元気なうちに、やりたいことをやってみたい
  • ・人生一度きり、のんびり趣味に生きてみたい
  • ・仕事やめて、やりたかったことに没頭したい

でも、やりたいことなら、会社で仕事しながらでもできるし

限られた時間でやることで、逆に充実感も湧いてきます。

本記事は充分な貯蓄があり、仕事を辞めても、これから迎える老後ライフの心配はほとんどない、という方はあまり見る価値はないと思っています。


あくまでも、少ない貯蓄で老後が不安という方に対しての内容となっています。

それでは、定年後の働き方について、一般論と筆者の体験談を以下に記事にしました。みなさまの、しあわせな定年後の生活設計のご参考になれば幸いです

定年後の働きかた 4つの選択肢【課題と解決策】 

  1. 再雇用
  2. 再就職
  3. 起業
  4. ファイヤーする

①再雇用 今の会社で継続雇用される

定年後再雇用制度のメリットとデメリット

■メリット

  1. 企業側にとっては、定年後の経験豊富な人材を維持することができる

  2. 従業員は、すでに企業文化や業務内容に慣れているため、即戦力として活躍できる

  3. 再雇用することで、新たな採用コストを抑えることができる

■デメリット

  1. 定年前と同じ業務内容や待遇で働けるとは限らないため、不満を持つことがある
  2. 若手従業員のキャリアアップの妨げになることもある。

定年後再雇用制度の解決策

  1. 従業員の不満を解消するためには、再雇用前に業務内容や待遇について明確に説明することが重要である
  2. 再雇用された従業員が若手従業員のキャリアアップの妨げにならないよう、適切なポジションや業務内容を与えることも必要である。
  3. 企業側においては、再雇用された従業員のスキルアップやキャリアアップの支援を行うことが望ましい。これにより、再雇用された従業員がより活躍できる環境を整えることができる。

定年後再雇用制度の今後の展望

企業側が再雇用による人材確保を図る一方で、従業員側も自己研鑽やスキルアップに努め、再雇用後のキャリアアップを目指すことが求められる。また、定年後再雇用制度を導入する企業が増えることで、高齢者の雇用機会が増え、社会全体の雇用問題の解決につながることが期待される。

②再就職 新天地で新しい仕事に挑戦する

定年後再就職のメリットとデメリット


・メリット
 ・収入の増加
 ・社会とのつながりを維持できる
 ・新しいことに挑戦できる


・デメリット
 ・体力や精神力の限界
 ・若い人との競争が激しい
 ・自分の希望する職種に就けない可能性がある

定年後再就職の求人情報の探し方

・求人情報サイトの活用
 ・マイナビ、リクルートエージェント、DODAなど

・人材紹介会社の利用
 ・キャリアデザインセンター、パソナキャリア、エイジフリーなど

定年後のシニアは上記のサイトで仕事を探すのはかなり、難しいと思います。

知り合いに仕事を探していることを声に出して、伝える。
人と人のつがなりで社会は成り立っています。

結局、人から紹介された仕事はその人のことを知っての紹介なので採用にもなりやすいです。

定年後再就職に必要なスキルや資格

スキルや資格がある人はそもそも、仕事探しにあまり困らないはずです、問題は特別な能力がない人です。

シニアを雇うような仕事はそもそも、そんなに特別なスキルは必要がないです。
最低限の礼儀とコミニケーション能力、人とうまくやる人間性、それがあれば自分自身の努力次第で、なんとでもなります。
 

定年後再就職で働く上での注意点

・健康管理の徹底
 ・定期的な健康診断の受診
 ・適度な運動や食生活の改善

これが一番大事です、雇用する側も怪我や病気には特に気をかけます。

・労働条件の確認
 ・労働時間や休日、給与などの条件をしっかり確認すること


・自分に合った職種の選択
 ・自分のスキルや資格、体力や精神力に合った職種を選ぶことが重要

③起業  これまでのスキルを活かして起業する

経験と知識を活かせる

長年の経験と知識を活かせること

定年前に培ったスキルやノウハウを生かし新しいビジネスを始める

時間的余裕を使い、新しい分野に挑戦することもできます。

自己実現のために



自己実現のために起業する

社会的地位や経済的な安定が得られることが少なくなります

自分自身がやりたいことを実現するために起業する。

ネットワークを活用できる



豊富な人脈を生かす

多くの人と出会い、仕事をしてきたため、人脈が広がっています。

そのため、起業する際には、人脈を活用することができます。

④ファイヤーする

老後の生活を快適に送れるだけの資産があれば、働かない選択もありです。

ただ、老後は長い、何があるかわかりません。

なので、なにかしらの収入源を確保することが心の安定になりますし、生活のリズムが保てます、

もちろん、ボランティア、世界旅行、趣味を極めるなど、やることがハッキリされている方は別です。

ファイヤーするべきですね、羨ましい。

定年前後の体験談

継続雇用を途中でやめ、退職したことを後悔

定年後は会社と再雇用契約を結び、正社員から契約社員になり、60才から62才まで、2年間働きました。

その後、知り合いの紹介で別の会社(財団法人)に再就職することができました。

2023年4月現在は、再就職先であと3年程、67才位まで働き、それ以降は年金とアルバイトで生計を維持するつもりです。

いま、ふり返って思うのは、62才で再雇用をやめ、退職しないで、我慢して65才まで働いておけばよかったなと、ちょっぴり後悔しています。

ただ、その時はほんとうに辛くて、我慢することが出来ない状況に陥っており、精神的にも肉体的にも限界を超えていました。

もしもそのまま、仕事を続けていれば、心と体を壊していたかもしれません。

その意味では、我慢しなかった方が、結果良かったのかもしれません。

給与面

■年収だけで考えると、やはり再雇用で我慢の方が150万円ほど多かった。

再雇用で契約社員(管理職)になった時点で月給35万円に下がり、ボーナスなし
(下がったとはいえ、みなし残業も含めて、年収400万以上)

再就職先月給18万円、ボーナスは年2回(1ヶ月分程度/1回分)
(年収では260万円位)

■同年代の知人友人の給与

・かつての部下は運送関係で25万円位

・同じくかつての部下は郵便局で時給制で20万強

・再就職でゴルフ場の営業になった先輩は23万円

・前職の取引先に再就職した先輩はおそらく35万円位はもらっているはず。

いづれにしても、ほとんど、給与が半減しています。

定年前後 時系列での詳しい経緯

60才 定年後再雇用

60歳で定年を迎えましたが、特段、やりたかったことがなかったためそのまま、再雇用を選択し、無理のない環境でこれまで通りに働くことができました。

管理する人も同じ人、管理される上司も同じ人、得意先、周りに係る人が同じ人、新しく名前を覚える必要もないし、各人の性格と背景もある程度はわかっているのは、とても楽。

筆者の場合は定年後再雇用になっても、契約社員の管理職でしたので、給与も他の再雇用の人よりも優遇されました。 

いままでの社員で管理職から、契約社員の管理職に変わって、やってる職務は同じでも、少しは肩の荷が降りたような感覚になった。

そんな生活も束の間。

62才 自己都合退職

61才になった時、コロナ禍となり、環境が一瞬で変わりました。

当初は感染予防対策に追われていましたが、徐々に社内でも感染者が増えてきて、ますますその対応に忙殺する日々が続きました。

一応大手の商社でしたが、業種的に流行病の影響をもろに被る取引先が多く、当然、会社の業績も悪化し、それに伴い、働く環境が厳しくなってきました。

筆者は事務30名、営業20名を管理しておりましたが、その中から何人か従業員を切り捨てるための人選をして、面談し退職してもらうように仕向けるような仕事をせざるを得ませんでした。

最初はパートさんから、次は契約社員、その次に社員と会社の指示に従い、順番に早期退職の勧告をしていました。

これまで和気あいあいと仕事をしていた仲間が、ギスギスしだして、モチベーション低下、仕事の分担に対する文句の言い合いとなり、上層部からの冷酷な指示と部下の不協和音に耐えられなくなり、半年先に退職したいと、会社に退職の申し出をしました。

高齢の義理の父と母を介護するためと、会社が断れない理由での申し出をしました。

半年後、38年間勤めた会社を退職することになりました。

退職後の生活

38年間同じ会社で働いてきての退職なので
まずは、のんびりと毎日を過ごしました。

有給期間が約2ヶ月ありましたので、その間は気持ちにも余裕があって、やりたいことが時間制限なくできる! と希望がふくらんだものです。

でも、会社をやめてからあという間に、1ヶ月が過ぎ、あと1ヶ月で有給期間が終了すると思うと少し、焦ってきたのも事実。

そこでこれからやることをあらてめて、整理してみました。

筆者は2022年4月末を退職日として、自己都合退職に踏み切りました。

有給がマックス40日あったので3月4日を最終出社とし
4月30日までの約2ヶ月間、有休消化期間となりました。

やめる前はいろいろと計画を立てていましたが
案の定、思うようにはいかず、時間だけが過ぎていく感じです。

もともと、ブログ、YouTube、ツイッターをちょっとだけやっていたので
有給期間中に思いっきりマネタイズできるまでに仕上げていきたい・・
と考えて機材も揃えました。

  • ・AppleWatch7
  • ・mac book air 8コア 16GB 512
  • ・ipad第9世代 64GB
  • ・iphone13mini

予想通り、そんなに甘くなく、なかなか思うようには進みません。
ブログ記事も4記事しかできず
YouTubeは1動画もできません。

ケツに火がついてきだして、計画の巻き直しをしたり、
焦りが出てきました。

ハローワークへの手続き

ハローワークへの手続きをするには会社からの離職票が必要となります。

筆者の場合、会社から離職票が届いたのが、5月に入ってからです。
ハローワークでが離職票が必要なので
当時は何もアクションは起こせない状況でした。

ハローワークのホームページの内容確認したり
他の方のYouTubeの動画とかブログ記事などを参考に
いろいろと考えを巡らしました。

ちなみに、私の失業手当ですが、自己都合なので申請後、すぐには支給されません

しかも、1日あたり約五千円ちょっとくらいです。
生活費としては全然たりません!

それを踏まえ、これからの行動の4パターンを考えました。

  1. 5月からどこでも働けるところがあればすぐにフルで働く
  2. 5月から週20時間以内のパートで働きながら、選んで就職活動する
    (そもそも選べる立場ではないですね、かなり厳しい就職環境です)
  3. おそらく7月から失業手当が支給開始11月までもらえるので
    5ヶ月間はパート20時間をやり、失業手当をもらう
  4. 1/3残り時点(9月末位)でどこかに就職し、残りの手当70%程度をもらう

上記は虫のいい話しなのはわかっています。
まずは働き口があれば、食いつくべきです

いづれにしても、5月6月7月と3ヶ月は失業手当は出ないので
収入なしの無職となりました。


精神的に大丈夫かな自分?

少ない貯金を切り崩すことになる。😖

今までは会社で守られ、無難に過ごしてきたが
いまはひとりぼっち、ただの初老の男。

幸い、ヨメは優しいので、あたたかく見守ってくれている
唯一の救い。

知り合いの取引先の社長からは、家にいればただの粗大ゴミだよ!

早く、どこでもいいから外に出ないとダメだよ!と。

ようやく本格的に仕事探しをはじめました。

62歳になると、就職先なんて、ほとんどありません。


よほど、スキルが高いとか、専門知識があるとか
体力があるとか、なんでもやる強い決意があるとか

ネットに氾濫する仕事情報のほとんどは60歳以上は
対象にしていません。

あるのは介護職、幼稚園・工場等の送迎バス運転、施設掃除
飲食の下処理皿洗い、スーパーの棚だし、倉庫業務、
交通整理、マンション管理などです。

少なくてもわたしがやりたいような
仕事はありません。

なので、本当に割り切って、金のため
健康のため、社会と接点をもつためなど
きもちを切り替えないと、やってられません。

求人を見ているだけで、気持ちが凹みます。

知り合いに声をかけるのも、気がひけるし
やはり、どこでもいいので、まずは働くしかないかなと・・。

本格的に再就職先をさがす

結局、ハローワークに行っても、自分が出来そうな仕事はありませんでした。

たまたま、知り合いの紹介でそこの社長とランチ(実質の面接)をしました。

トントン拍子で話しが進み、7月からそこでお世話になることになりました。

ところが、また別の知り合いから、いまひとり募集しているので、面接に来ないかと連絡がありました。

すでに、7月から就職が決まっていましたが、後から来た話しの方が、待遇が良かったので
決まったいた会社の社長と紹介してくれた人に丁重にお詫びを入れて、新しいところに面接に臨みました。

結局、そこに再就職が決まり、現在に至っています。

何が言いたいかというと

やはり、人のつながりが大事

職を探していることを自分の人脈、知り合いに思いっきり、話す、「どこか仕事ない?」と声をかけること。 これがとても重要。

人はそれを気にかけてくれるもので、たまたまの話しがたまたまではなく、チャンスに変わります。

知り合いがひとりしかいなくても、そのひとりから、何人もの人に話しが広がっていきます。

行動して待っていれば、必ず、チャンスは訪れます。

まとめ

定年後の働き方はいろいろとあります。

それぞれの生活環境、資産、家族構成などで当然、選択肢は変わってきます。

まず許されるなら、今働いている会社で再雇用で働き続けるのがいちばんの得策です。

もちろん、スキルがあったり、仕事が決まっているようなラッキーな人を除き。

60才になったからもういいや、ではなく、せめて65才までは仕事に楽しみを見つけながら現在の会社で継続して働く、その間にやりたいことが見つかれば、その仕事をやればいいと思います。

若い世代でも会社を早期でやめて、ファイヤーを勧めるユーチューブなど見かけますが、60才で定年しても、年金受給開始までの5年間、簡単ファイヤーできるシニアは筆者の周りでは圧倒的に少ない。

 

ABOUT ME
トシボー
38年勤務した食品商社を定年退職、現在は団体職員として再就職。 2023年現在64才のブログ初心者です。 「シニアの暮らしをデザイン」するブログとして ・定年前後の仕事のやり方 ・シニアに役立つ良品アイテム ・シニアのきもち などを発信します。