札幌雪まつり観光をされるのなら、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
実はさっぽろ雪まつりの帰り道で「うーん、思ってたのと違った…」とがっかりされる方も少なくないんです
わたしは地元で観光にも少しだけ携わる仕事をしていて、よく耳にするのが
「もっと暖かい格好をしてくれば良かった」
「人が多すぎて、雪像をゆっくり見られなかった」
「せっかく北海道まで来たのに、あまり楽しめなかった」
といった声なんです。
正直、これを聞くたびに心が痛みます。
どうしてかと言うと、ちょっとした準備や知識があれば、もっと素晴らしい体験になったはずなのに…と思うからです。
北海道までの交通費って、関東圏からだと往復で5〜8万円ほどかかりますよね、宿泊費も合わせると、ひとり10万円近い出費になることも珍しくありません。
それだけの費用をかけて、貴重なお休みを使って来てくださったのに、「寒くて辛かった」で終わってしまうなんて、本当にもったいないと思うんです
そこで今回は、私が実際に体験した失敗談も交えながら、「初めての札幌雪まつりで、せっかくの旅行を台無しにしてしまいがちな5つのポイント」をお話しさせていただこうと思います。
もしあなたが
・初めて札幌雪まつりに行く予定がある
・以前行ったけれど、思ったほど楽しめなかった
・限られた時間で、できるだけ満喫したい
と思っているのなら、きっとお役に立てる内容だと思います。
どうか、あなたの札幌雪まつり体験が、心に残る素晴らしいものになりますように😀
初めての札幌雪まつりでやってはいけない5つの落とし穴

それでは、初めて札幌雪まつりに行く方に向けて、「これだけは避けてほしい5つの落とし穴」を私の失敗体験も含めて、具体的にお話ししていきます。
ぜひ参考にしていただいて、素敵な雪まつりの思い出を作ってくださいね。
落とし穴① 防寒を甘く見て凍える(体の芯まで冷える)

「雪国の人って薄着だし、ダウンコートだけあれば十分でしょ」
そんな風に思って会場に向かうと、本当に痛い目に遭います。
まず、防寒する上で知っておくべき大切なことは次の3つです。
① 時間帯から考える
札幌雪まつり観光の防寒対策
雪像・氷像は24時間鑑賞できます、なので見学する時間帯ごとに防寒の対策が必要となります(つどーむ会場は午前10時〜午後4時まで)同じ服装ではつらい思いをすることになります
時間帯別の服装はこれが正解です!
🔸朝の時間帯
フード付きダウン+マフラー+帽子+手袋は絶対に必要ですね。「ちょっと大げさかな?」と思うくらいでちょうどいいんです。
🔸お昼の時間帯
日差しがあるので、ダウンコートだけでも意外と大丈夫。でも手袋は持参しておきましょう、それと雪が反射する陽射し対策にサングラスもあれば便利です!
🔸夜の時間帯
これが一番要注意!気温がグッと下がるので、ダウン+暖かいインナー+マフラー+帽子+手袋+カイロは全部必要です。
でも、時間帯だけじゃダメなんです…
実は、もっと大事なのが天候チェック!
② 天候から備える札幌雪まつり観光の防寒対策
最近の札幌は天気が急変してびっくりすることが多くなってきてます
ホテルから出た時は快晴でも会場につく頃には大荒れってことは良くあることです
なので、しっかり天気予報を見る、「しっかり」と言うのは、天気アプリの雲の流れを把握して、どの時間帯にどれくらいの天気になるのかを把握することです。
もちろん、予報通りにはなってくれはしませんが心の余裕はできますよね。
特に、お子様や高齢者とご一緒に見学される時は天気予報チェックは欠かせません!
🔸晴天のときは放射冷却でキリッと寒いです、ダウン、手袋、マフラー、サングラスが必要
🔸雪がシンシンと降っているときはダウン(フードを被る)、手袋、マフラー、帽子が必要あ
🔸吹雪のときはダウン(フードを被る)、手袋、マフラー、帽子、マスク(呼吸すると雪が入ってくる)、メガネ(風から目を守る)が必要
筆者は昨年失敗をしました
大通会場に向かう時、家を出た瞬間は快晴でした、すっかり油断してしまい
「今日は暖かそうだし、帽子なんて暑くなりそう」
「マフラーも邪魔になるだけでしょ」
「手袋?ポケットに手を突っ込めば十分!」
そんな感じで、薄手のダウン一枚で出かけたんです。
ところが…
札幌の天気は本当に怖いんです
会場に着く直前、突然の暴風雪に見舞われました。
札幌の暴風雪って「ホワイトアウト」って呼ばれるんですが、これがもう尋常じゃないんです。
横から雪が叩きつけて顔が痛い、風で息もまともにできない。5メートル先が全く見えないんですよ(この雪で顔が痛いって、この感じはわかりませんよね!🫨)
もうすでに会場近くまで来てしまっていたので、今さら家に戻るわけにもいかず…。
結局その日は、楽しみにしていた雪まつりを諦めて帰ることになりました。本当にガッカリでしたね。
会場にいる時に悪天候になると、もっと大変
そもそも、そんな天気の時は外出しない方が賢明なんですが、もし会場にいる時に急に天候が悪化したら?
人混みの中からすぐに脱出するのは難しいし、本当に危険な状況になってしまいます。
だからこそ、出かける前の天気予報チェックは絶対に欠かせないんです。
「今日は大丈夫そうだな」じゃなくて、「急変の可能性はないかな?」まで考えて準備することをおすすめします。
③ 雪まつり観光を楽しむための防寒対策3つのコツ
防寒対策3つのコツは、①重ね着をする、②小物を活用し防寒する、③足元を暖かくする。
①重ね着をする
厚手のダウンコートを着れば良いわけではないです、逆に厚手はやめておいた方が良いかもしれません。
なぜか?
見学する野外の気温と食事や買い物で建物に入った時の温度差が半端ないからです。
なので、インナーのトップスはは薄手、アウターは軽いダウンが良いです、つまり重ね着で調整することがポイント。
スカートはやめておいた方が良いかと。
②小物で防寒をする
小物が重宝します。
おしゃれなあなたはいろんな小物をお持ちのはず
天候や寒さの状況で活躍するのが小物です、サッと取り出して、サッと着用できる、体調や天候に合わせて体温調整ができるのがうれしい🎵
🔸つばの付いた帽子
🔸手袋(厚手と薄手)
🔸マフラー
🔸サングラス
③足元を暖かくする
足元が暖かいと体全体がポッカポカになります
暖かい血流が足元から全身に行き渡るからです!
小物防寒を怠ると
手がかじかんでしまい、手袋をはめ直すことすらひと苦労、指がうまく動かなくなり、スマホで写真を撮ろうとしてもうまくいきません。
でも一番つらいのは、体の芯から冷えてくる「冷え疲れ」です。
けっこう体力が奪われますよ!ほんとです。
せっかく素晴らしい雪像を見に来たのに、途中から「早く暖かい場所に帰りたい…」という気持ちしかなくなってしまうんです。
これって本当にもったいないですよね。
特に意外な注意点が アクセサリーやピアスの冷え
吹雪の時は金属部分が凍りついたように冷たくなり、耳たぶがズキズキ痛むこともありますし、時にはひっつくことも!
そのあたり、服装について、筆者がブログ記事にまとめていますのでご参考にしてください
👇札幌雪まつりの服装に関しての記事👇

落とし穴② 靴選びを間違えて転倒(観光客のあるある事故)
雪まつり会場は歩行者でごった返すうえ、路面は凍結しています。
スニーカーやヒールで訪れる観光客は少なくありませんが、これは本当に危険。
「雪の上だから柔らかいでしょ」と油断すると、氷の上でツルッと転んで大怪我につながります
信号で渋滞すると、押されたりもします🫨
札幌雪まつりの開催する2月は救急車による転倒搬送がもっとも多い月なんです。
雪道やアイスバーンに慣れた地元民でも高齢者は特に、この時期転んで骨折することが多いです
雪まつり観光は滑らない靴がマストになります!
👇筆者おすすめの滑らない靴の記事です、ご参考まで👇



落とし穴③ 会場の飲食に頼ってお金と時間をロス
屋台で食べるラーメンやジンギスカン、寒空の下で味わうと最高のごちそうに感じます。
ただし実際は「観光価格」で、しかも長蛇の列に並ばなければなりません。
「せっかく北海道に来たのに、結局食べられたのは屋台の焼きそばだけ…」なんて後悔は珍しくありません。
ちなみに去年の価格ですが
ジャガイモ1個に塩辛乗せて→1000円
ホタテ焼きや鹿肉串焼きとかに至っては筆者にとって、とても手が出る価格ではなかったです。
ただ、寒い中で一生懸命に焼いて販売しているのでそれくらいの価格になるのは納得ではありますし、観光客の方、特にインバウンドの方にとっては逆に安くて美味しい北海道を味わえるのかもしれません。
とはいえ、会場の食事だけに頼るのは大きな落とし穴です。
会場近くの飲食は激混みになりますので、かなりの時間待つことになることも多々あります、なので食事時間をづらす工夫も必要になってきます
朝はホテルのバイキング
昼はB級グルメ(といってもB級なのにA級?)
お昼は10時30分くらいにはお店に入っていないと激混みで入店できません
夜は事前に予約をしておくか
歩いて散策しながら直感で良さげなお店に入るのも楽しいかもしれません
(路面店だと間違いはないです、ビル内だと中には危ない店舗もありますのでご注意ください)
筆者おすすめのお昼ごはん
🔸筆者おすすめ回転寿司
回転寿司はなまる ネタが異次元です!
🔻会場近くに数店舗ありますが、早くいかないと入店できません。
トリトン円山店 北海道神宮の観光ついでにサクッと寄ってみてください!
🔻会場から地下鉄で約20分程度
🔸筆者おすすめスープカレー
スープカレーPIPPI 日替わりの素材が北海道産。ここ最近のスープカレー屋さんの中ではNo.1、ちゃんと店主が作っている、料理に誠実さが表現されている、美味しい!!
🔻会場から歩いて10分程度
🔸筆者おすすめのサンドイッチ
さえら たらば蟹サンドとフルーツサンド ミックスがおすすめ
老舗のサンドイッチと珈琲のお店です。
🔻会場から歩いて3分
🔸筆者おすすめ町中華
中国料理 布袋 布袋ザンギで有名な中華料理店、お店はちょっと綺麗ではありませんが味は美味しい!
🔻会場から歩いて10分程度
中華料理 香州 地元民みんなの町中華、どれもやさしい味で美味しい
激混みになるので早く行ってください、行列するのも思い出になるかも🎵
🔻会場から歩いて10分程度
🔸筆者おすすめ天ぷら屋さん
蝦天 地元民がいく天ぷら屋さん、リーズナブルで美味しい、間違いない!
🔻会場から歩いて10分程度
🔸筆者おすすめラーメン
筆者が美味しいと思うお店は中心部からちょっと離れたお店なので、今回はご紹介しません。(店名だけ)すみません!
彩未、雨はやさしく、麺屋169、らーめん竹馬
落とし穴④ 移動を地上だけで考えて疲弊
雪まつりの時期は、市内中心部が人と車でごった返します。
「どうせ近いから歩けばいいや」と思って地上を移動すると、吹雪や凍結路面に体力を奪われ、気づけばヘトヘト。
さらに、夜はタクシーも捕まりにくく、道路は大渋滞。
観光客が「交通の死角」にはまり、ホテルに帰るのに何倍もの時間がかかってしまうこともあります。
そもそも、雪まつりの会場の大通会場とすすきの会場は地下鉄と直結しています。
特に 札幌駅~大通駅~すすきの駅 をつなぐ地下歩行空間「チカホ」は、吹雪でも傘いらずで快適に移動可能。
観光客が地上で凍えながら歩く横で、地元民は暖かい地下道を移動している…というのはよくある光景。
この“裏ルート”を知っているかどうかで、体力の消耗が全く違います。
札幌市内はほぼ碁盤の目になっていますので、迷うことは少ないです。
つどーむ会場を除けば、大通り会場とすすきの会場の範囲は数キロしかありません
大通り会場からすすきの会場は歩いても5〜10分なので十分歩ける距離です


落とし穴⑤ ホテル選びをミスして後悔
「どうせ寝るだけだから安いビジネスホテルでいいや」と思うと、ここにも落とし穴が。
古いホテルでは暖房が弱かったり逆に暑かったり、夜に寒さや暑さで目が覚めることもあります。
また部屋が乾燥しすぎて喉を痛め、翌日の観光に響くケースも。
実は「良いホテルの条件」は立地よりも 朝食の品揃えが良い食材を使っている、暖房の快適さ・加湿器の有無・駅からのアクセス にあるのです。
地元民がおすすめする雪まつりに泊まってほしい代表的なホテル5選
ホテル名 | 住所 | 料金目安(1泊)季節変動あり |
---|---|---|
札幌グランドホテル | 北海道札幌市中央区北1条西4丁目 〒060-0001 (札幌グランドホテル〖公式サイト〗) | 約 ¥12,000〜¥20,000 |
JRタワーホテル日航札幌 | 北海道札幌市中央区北5条西2丁目 〒060-0005 (jrhotelgroup.com, JR HOKKAIDO HOTELS) | 約 ¥15,000〜¥25,000 |
札幌プリンスホテル | 北海道札幌市中央区南2条西11丁目 〒060-8615 (Prince Hotels & Resorts, ようこそさっぽろ) | 約 ¥10,000〜¥18,000 |
センチュリーロイヤルホテル札幌 | 北海道札幌市中央区北5条西5丁目 〒060-0005 (ようこそさっぽろ, century-royal-hotel.sapporo-hotels-jp.com) | 約 ¥12,000〜¥20,000 |
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札幌雪まつりの「裏の楽しみ方」|ガイドブックに載らない地元民おすすめ3選


① 朝日の雪像は幻想的|早朝は人も少なく写真映え最高
晴れた日の朝、太陽が雪像に反射する瞬間はまさに幻想的です
夜のライトアップとはまた違う、透明感のある雪像が楽しめますよ🎵
さらに早朝は観光客が少ないため、ゆっくり写真撮影や雪像の鑑賞ができます、早朝ですと空気も冷えているのでシャキッと気持ちよく見学できます
もし、細かな雪がサラッと降っている時は、奇跡の美しさが見えます。
雪が朝陽に自然に反射してキラキラッととってもきれいなんです。
タイミングよく粉雪が降ればラッキーですね🎵
「人混みに押されて写真どころじゃない…」というストレスもありません!
② すすきの氷像会場は「大人の雪まつり」が味わえる




夜のすすきの会場には氷のバーやライトアップされた氷像が点在して賑やかです。
昼間とは違う、大人向けの幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
すすきのは独特の雰囲気があって、活気もちろん、匂いも独特で、美味しい匂いから、何やら怪しい感じの人たちも大勢いたりします。
いかにも観光に来たって感じがすると思います(異国感があるかも)
氷が周りの景色を溶け込んで光が反射するのは毎年見てもとっても綺麗だなぁ〜と思います。
時間に余裕があれば、大通公園だけでなく夜も足を運んでみてください、歩いてすぐなので!
③ 札幌雪まつりの「雪像解体ショー」が新たな観光スポットに!
札幌雪まつりの意外な楽しみ方として、「雪像解体ショー」が密かな人気を集めています。
一瞬で消える芸術の迫力
雪まつり終了後、高さ10メートル級の大雪像が重機で解体される様子は圧巻です。一週間かけて作られた芸術作品が、ユンボで一瞬にして崩される瞬間は、想像以上の迫力があります。
最初は「もったいない」と感じるんですが、雪が崩れ落ちる様子や粉雪が舞い散る光景を見ていると、創造と破壊の美しさに引き込まれてしまうんです。
SNSでも話題に
この解体シーンをスマホで撮影する観光客が急増中。「#雪像解体」のハッシュタグで、迫力ある動画がSNSに続々投稿されています。
「雪像が崩れる瞬間がエモい」「意外とアート的で見入ってしまった」など、予想外の反響を呼んでいるんです。
見学情報
時期: 雪まつり終了翌日から(2月中旬)
時間: 午前9時頃〜夕方
場所: 大通会場各雪像前
安全距離を保ち、作業の邪魔にならないよう注意して見学しましょう。
従来の「雪像を見る」観光から「雪像の一生を見届ける」新しい札幌観光として注目されています。
雪まつり本番を見逃した方にもおすすめの、意外な観光スポットです。
まとめ|落とし穴を避ければ人生で一度の思い出に




札幌雪まつりで「寒くて辛かった…」という残念な思い出にしないために、今回お話しした5つの落とし穴を覚えておいてくださいね。
特に重要なのは
- 防寒対策と靴選び – 転倒や体調不良を防ぐ基本
- 効率的な移動と食事計画 – 時間を無駄にしない工夫
- 会場の使い分けと時間配分 – 混雑を避けて楽しさ倍増
これらのポイントを押さえておけば、寒さや人混みも含めて「また来年も来たい!」と思える素晴らしい体験になるはずです。
せっかく北海道まで足を運ぶなら、準備万端で臨んで、心に残る最高の雪まつりを楽しんでください。
あなたの札幌雪まつりが、一生の思い出になりますように
\人気の旅はお早めに!/
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