定年退職し、年金まであと3年、貯金もそこそこ
いまのまま、賃貸に住み続けるしかないのかな?
おもいきって、貯金をつぎ込んで、安い中古マンションでも購入してみるか!
でも、このご時世、現金で持っていた方がいいか?
迷うな〜。
このご時世、余裕資金が足りなくて賃貸しか選択肢がない方
って、けっこういますよね。
そんな時、老後の賃貸住まいについての
押さえておきたい3つのポイントを考えてみました。
老後を控え、真剣に終の住処を考えていらっしゃる方々の
参考になれば幸いです。
老後の住まいを考える時のポイント3つ
理想の暮らしをはっきりイメージする
- どういう暮らしがしたいのか、言語化しておく
- 平均寿命まであと何年? 年別の目標スケジュールを作成する
- どういう部屋と場所がベストなのかを明確にする
- パートナーがいる人は双方納得できるよう話し合っておく
自分の理想とする暮らし
アメリカ映画に出てくるような、贅沢な感じか
ヨーロッパ映画のように生活の質を大切にするのか
頭ではなんとなくわかっているけど、具体的に言葉にできないですよね
そして、現実はお金と健康に左右される
若いうちは別ですが、老後は
いま以上は増える見込みが少ない、お金と健康を考えて
自分の理想とする暮らしをイメージしなければなりません。
ペットが飼えて、2LDKくらいの部屋割りで、近所にスーパーがあって
病院も通院しやすく、ちょっとした生活用品は徒歩で行ける範囲にお店があって
窓からはお日様ポカポカはいり、少し足を伸ばせば、自然がある・・・・みたいな。
全部を手に入れることはできませんが
少しでも理想に近づきたい。
加齢による暮らしのあり方を考えておく
加齢により普段の生活に支障が出る
- 階段の上がり下がりがキツくなってくるのでエレベーターは必須
- 部屋の中はできればバリアフリーが理想
- 地下鉄、バス、J Rなど公共交通機関が徒歩圏内にある
もしくはタクシー1メーター圏内にある - 近くにかかりつけ病院がある、内科、外科、歯医者
- 大きなスーパーがタクシーワンメーター圏内にある
もしくは徒歩で行けるコンビニ、ちょっとした商店がある - 地域のコミニティーに参加できる環境を整えておく
習い事、ボランティア、町内会のお付き合い
どちらかが介護が必要になった時
- 自宅で介護が必要になった場合
- 最初からバリアフリー物件を探しておく
- 施設に入り介護を受ける場合
- 高齢者の場合、退院が難しいので
部屋数はあまり多くなくても良いかと - 国の助成もあてになりません
いざという時のため、介護貯蓄も必要です
死別した時
- いつどうなるか予測はできません
- 日頃から終活を意識し、物を片付ける
- ミニマムな生活を実現する
- 財産管理をしておく(もちろん負の財産も)
- 死別した場合も同じ部屋に住めるのが理想
加齢により、今までできていたことが日毎にできなくなります
残念ながら、みんなそうなります。
今日元気でも、明日はどうなるか・・・
ちょっとした転倒で骨折もするし、風邪で入院とかもあります
元気なうちに、想定される負のイベントをしっかり捉えて
対策を打っておく必要があります。
賃貸のメリットとデメリットを把握しておく
- 賃貸暮らしのメリットとデメリットを明確にする
- そのデメリットは自分の許容範囲なのか?
■ 賃貸のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
交通便 | 駅近物件を探せる | 家賃が高くなる |
家賃 | ある程度一定で定額 | 生涯払い続ける |
固定資産 | 費用負担なし | ーーー |
広さ | 特にない | 基本 狭い |
住み替え | お金があればいつでも可能 | 家主の貸し渋り |
老後 | 干渉されない | 近所付き合いが希薄 |
騒音 | メリットはない | 上下左右に気をつかう |
やはり生涯家賃を支払うのが最大のデメリットですね
3つのポイントを考えたうえでやるべき事
持ち家 家を購入する選択肢は?
2DK中古マンション、格安の平家をバリアフリーになど
寿命までの資金繰りを考え、購入が視野に入るのであれば
60過ぎに住宅購入もあり。
- 持ち家 賃貸にはない魅力があります。
- 賃貸の場合の家賃、駐車場代、少し背伸びすれば購入も可能?
- 老後に家を購入するには相当の資金力が必要
- 病院、老後施設入居費用などを勘案すると、簡単には踏み切れない
- 持ち家の安心感とお金の現実
- できれば持ち家がいいか?
理想の暮らし ・加齢・メリット・デメリットを考え決める
理想の暮らしと加齢とデメリットをよーく考えて決めたいですね
できるだけ早く、日毎に気力体力は衰えます
理想と現実と許容レベルの落とし所が大切。
- 戸建かマンションか
- 家賃をどのレベルに設定するか
- 場所はどれくらいまで許容できるか
- どちらかが介護必須になったらどうするか
- 死別あと独り身になった時を考える
- 家賃は年金から支払いが可能な範囲にとどめる
- 高望みはしない
- 住めば都となる
老後の賃貸は引越しが必要になった時
なかなか借りることができないとか
無職で年金暮らしだと尚更とか
ただ、あまり高望みしなければ
- 高齢者向け優良賃貸住宅
- ケア付き高齢者住宅
- サービス付き高齢者住宅
- 市町村営住宅
などの選択肢はありますのであまり心配はいりません。
やはり老後はゆっくり安心して暮らせる
各ご家庭にあった賃貸住宅に住みたいものです
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。